IPO監査に注力し、クライアントと真正面から向き合うことを追求する成長中の監査法人【史彩監査法人 代表社員 田和氏、マネージャー 金子氏インタビュー】
2024年10月25日更新
企業紹介
史彩監査法人は、豊富な実務経験を持つ公認会計士からなる専門チームが、高品質で公正な監査サービスを提供しています。IPO監査業務を50社以上手掛け、日本有数のベンチャー企業への対応実績を備えた公認会計士を含むプロフェッショナルがIPOに向けた課題を的確に洗い出し、株式上場までの道筋を明確にしています。本日は、代表社員の田和氏と、マネージャーの金子氏に、同社の特徴と魅力についてお話をお伺いしました。
インタビュイー経歴
話し手
田和大人氏
史彩監査法人
代表社員
兵庫県出身。大学卒業後、約5年のメガバンク勤務を経て、2006年監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入社。2011年より3年間、金融庁検査局へ出向。2019年より1年間、海外駐在(香港)。トーマツでは上場企業の法定監査、金融事業部に所属し大手生命保険会社の法定監査、各種のアドバイザリー業務に従事。2021年史彩監査法人入社。
話し手
金子敬介氏
史彩監査法人
マネージャー
群馬県出身。大学卒業後、有限責任監査法人トーマツに入社し、9年間にわたり主としてIPO監査に従事。その後2023年に史彩監査法人入社。
目次
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大手監査法人からIPO監査の経験豊富なメンバーが集まり、成長中の監査法人
──自己紹介をお願いいたします
田和氏大学卒業後、約5年メガバンクに勤務した後に公認会計士資格を取得し、監査法人トーマツに入社しました。トーマツでは、上場企業の法定監査、金融事業部に所属し大手生命保険会社の法定監査、各種のアドバイザリー業務に従事し、金融庁検査局への出向や香港での海外駐在も経験しました。その後、2021年に史彩監査法人に入社し、現在は代表社員として、監査業務を行いつつ経営管理業務や中途採用の責任者を担当しています。
金子氏大学卒業後、有限責任監査法人トーマツに入社し、9年間にわたり主としてIPO監査に従事しました。2023年に史彩監査法人に入社し、現在はマネージャーとして、上場企業の法定監査やIPO監査の管理業務に従事しています。
──組織について教えてください
田和氏2017年に設立された監査法人で、現在58名の職員が在籍しています。主に上場企業に対する会計監査とIPOを目指す企業への監査業務を行っており、現在クライアント数は約45社です。その内、14社が上場企業であり、うち2社は当法人がIPO監査を実施させて頂いたクライアントです。
──従業員のバックグラウンドについて教えてください
田和氏中途入社者はほとんどが、EY新日本、トーマツ、あずさ、PwCの大手監査法人出身者であり、各法人出身者がバランスよく在籍しています。長年の実務経験を有するメンバーを中心に、パートナー、管理職、スタッフクラスのバランスのとれた監査チームを組成することで、高品質な監査サービスを提供しています。
──貴社の強みを教えてください
田和氏特にIPO監査に力を入れており、IPO業務の経験者が多く在籍しています。大手監査法人でIPO支援の経験豊富な方が、今後さらにIPO業務に従事したいという思いから史彩に参画しており、史彩の大きな強みとなっています。 また、監査法人として、監査業務の品質については最重要視しています。2023 年11月に品質管理レビュー報告書の交付を受けましたが、当該通常レビューの実施結果は、「重要な不備事項のない実施結果」でした。
チェックリスト形式ではない、個社の実態にあわせた監査を追求
──在籍しているメンバーは、どのような理由で入社された方が多いのでしょうか
田和氏IPOに力を入れているため、IPO業務に携わりたい人が多く在籍しています。また、大手監査法人では画一的なチェックリストで監査業務を進めることを求められる場面も多いですが、史彩は、チェックリスト方式ではなく、クライアントとface to faceで直接やり取りをしながら、個社の実態にあわせた監査計画の策定、監査手続きの実施に取り組んでいます。このようにクライアントと深くコミュニケーションを実施し、指導的機能を発揮する仕事の進め方に魅力を感じて入社したメンバーも多いです。
──お二人が史彩監査法人に入社した理由について教えてください
金子氏大学時代に会計士資格を取得したのですが、IPO業務では中小企業の内部に入り込んで深くコンサルティング機能を発揮することができ、クライアントを近い距離で支援できることに魅力を感じていました。そのため、当時IPO監査に強いトーマツに入社し、9年間従事しました。しかし、現在ではBIG4がIPO監査に対する注力を減らしている傾向を感じたため、IPO業務に注力している史彩に転職しました。
田和氏最初のメガバンクから大手監査法人への転職では、スキルアップして自分自身の力で成し遂げられる領域を増やしたいという思いから、会計士資格を取得して転職しました。大手監査法人では仕事も充実しておりシニアマネージャーまで在籍しましたが、私が在籍していた事業部では当時、シニアマネージャーが数十名いる中で毎年パートナーに昇進できる人は一人いるかいないか、といった状況だったため、より自分の裁量で働ける環境を求めて史彩に転職しました。
──大手監査法人と比較した際の仕事の内容の違いについて教えてください
田和氏働き方としては、昨今大手監査法人ではリモート勤務が主流ですが、史彩の場合は原則出社、状況によりリモートとし、対面での業務を重視しています。 また、仕事内容としては、特にIPOを目指しているクライアントは、管理体制をこれから作っていくタイミングであるため、指導的機能を発揮する局面が多くあります。大手監査法人の監査クライアントは体制の整った大企業である場合がほとんどであり、指導的機能を発揮できる局面は少ないですが、その点が大きく異なります。
金子氏私自身史彩に入社して対面でチームメンバーと共にクライアントと仕事するようになったことで、自身の成長や監査業務の質を高めていけるようになったと考えています。 また、トーマツに在籍していた時期と比較して、IPO業務に関与する件数が大幅に増加しています。トーマツには9年間在籍していましたが、史彩に入社して約1年半でIPO業務に携わった件数は既にトーマツ時代を越えています。多様な業種の企業のIPO業務に携われることで、成長に大きくつながっていると実感しています。
大手監査法人時代と比較して残業時間が6分の1に。業界平均と比べ圧倒的にWLBが充実
──平均残業時間が11.2時間/月と非常に少ないとお伺いしました。どのようにWLBを充実できる環境をつくっているか教えてください
田和氏従業員の働きやすさを重要視し、職員のリソースと業務量のバランスを常にチェックしており、監査リソースが確保されてから業務を受注するサイクルとすることに取り組んでいます。昨今、監査業界は人手不足や監査の要求水準の高まりによるワークライフバランスの悪化が、仕事の充実感を阻害する要因となっています。史彩では職員各自が業務に集中し、やりがいを感じられる体制構築を重視し、ワークライフバランスの確保に引き続き取り組んでいきます。
金子氏大手に勤務していた頃は年間平均約600時間程度残業していましたが、現在は約100時間に減少し、約6分の1になりました。職位を問わず、全員が働きやすい環境を実現しています。
──研修について教えてください
田和氏外部講師によるものを含む研修を月次で実施しており、研修受講により必要なCPD単位を充足することが可能です。また、新人採用も継続的に実施していますが、新人の育成についても、OJTベースでしっかりと手厚く行っています。
──史彩監査法人の働き方として、どのような案件をどの程度担当するかイメージを教えてください
田和氏例えば、常勤のマネージャーとして入社された場合には、上場企業の監査業務の主任を2社、IPO業務主任を1~3社担当頂き、あとはリクルート等の法人のPJに関与していただくイメージです。 私の場合、前職における監査業務では大手生命保険会社グループ1社のみを担当しておりましたが、現在は7~8社を担当しています。大手監査法人には、大企業クライアントならではの面白さがありますが、史彩のような中小監査法人では、監査人として担当するクライアントの業界・業種も多様になり、面白さとやりがいを感じています。
本格稼働から5年間、継続成長中。今後も拡大を図り3年後に100名の組織規模を目指す
──史彩監査法人で働く魅力について教えてください
田和氏裁量を持って働けることが魅力です。組織運営業務にも手を挙げれば参画していくことが可能です。例えば、従業員が満足して働くための取り組みを考えながら、さらなる成長を目指していく面白さは大手監査法人では経験できないことだと考えています。
──今後の展望について教えてください
田和氏本格稼働から現在で約5年ですが、毎年継続的な成長を達成しています。3年後に100名の規模となることを目指し、引き続き成長していきたいと考えています。本社も移転することとなり、来年度に赤坂のハイグレードなオフィスビルに移転することが決まっています。
──求める人物像について教えてください
田和氏1点目が、必要十分な監査実務経験を有していること、 2点目が、監査品質の重要性を理解されていること、 3点目が、クライアントへの付加価値の提供を重視されていること、 4点目が、チームワークを大事にし、チームで協力して働くことに面白さを感じられること、 5点目が、法人の成長に伴う様々なチャレンジを積極的に楽しめることです。
──最後に、転職者候補者様に向けてメッセージをお願いします
田和氏史彩は現在成長しており、これからも成長を目指しています。成長をしているからこそ、給与も上昇、ポジションも拡大しています。このような環境の中でチャレンジしていきたいという強い意欲をお持ちの方は、ぜひお待ちしています。
金子氏史彩は仕事のやりがいと働きやすさを兼ね備えた魅力ある職場となっていますので、まずはお話してその雰囲気を知ってもらえたらと思います。一緒に働けることを楽しみにお待ちしています。
──ありがとうございました